自社ブランドを購入されたお客様からの修理を積極的に受けていくべき理由について
自社ブランドを購入されたお客様からの修理を企業が積極的に受けていくべき理由について
一度販売したお客様からカバンが壊れてしまったというご相談の対応について困っていませんか?株式会社エヌ・コバヤシではそういったファッションブランド様専門に修理をお受けするだけでなく、お客様の愛着のあるカバンを定期的にメンテナンスするサービスも行っております。本記事では、自社に国内修理部門がなく、必要な道具や専門知識、ケアについてまでどのように対応すべきかを株式会社エヌ・コバヤシでできるカバン修理の方法を詳しく解説。革の針と糸の選び方、破れた部分の補修方法、ファスナーの交換方法など、実践的かつカバンを長持ちさせるお手入れのコツもご紹介。ご購入された大切なお客様のカバンと末永く付き合うためご参考にしてみてください
カバン修理をするべき理由
一度販売したカバン類の修理をお客様から依頼を受ける企業様は少なくなく、対応できない場合は買い替えをお奨めするかもしれません。しかし、一度販売したカバンを修理することで、顧客エンゲージメントがあがり企業のファンになって頂ける場合もございます。ここでは、カバン修理のお客様観点でのメリットについて説明します。
鞄の購入費を節約できる
鞄が破損した場合新たに購入すると費用がかかります、また、カバンを修理に出すと、意外と高額な料金がかかることがあります。特に、ブランド物のカバンの場合、修理費用が数万円に上ることも珍しくありません。自分で修理する場合と業者に依頼する場合の比較表を作成いたしました。
修理内容
業者に依頼した場合の費用目安
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自分で修理した場合の費用目安
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ファスナー交換
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5,000円~10,000円
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500円~1,000円
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持ち手交換
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7,000円~15,000円
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3,000円~5,000円
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内張り交換
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10,000円~20,000円
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5,000円~7,000円
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愛着のあるカバンを手放さずに済む
長年使っているカバンには、思い出が詰まっているものです。そんな愛着のあるカバンを、傷みが原因で手放すのはとてもつらいことです。カバンを修理すれば、お気に入りのカバンをこれからも使い続けることができます。自社ブランドの鞄を修理することでブランドのファンになりきっかけになる
株式会社エヌ・コバヤシでは、自社ブランドの鞄の修理サービスを積極的に提供することで、お客様との信頼関係を築き、ブランドのファンになっていただくことを目指しております。 近年、消費者の間では、長く愛用できる高品質な製品を求める声が高まっております。特に、ブランド品は、その希少性やデザイン性、品質の高さを評価されて、多くのお客様にご愛用いただいております。 しかし、どんなに高品質な鞄でも、長年愛用していると、傷や汚れ、破損などが生じてしまうことが 避けられません。そこで重要となるのが、アフターサービスです。株式会社エヌ・コバヤシでは、お客様のブランド鞄の修理サービスを充実させることで、以下の3つのメリットを実現できると考えております。
1. お客様との信頼関係を築く
お客様が購入した鞄が壊れた場合、修理できるかどうか不安に思うのは当然です。株式会社エヌ・コバヤシでは鞄であれば、どんな状態でも修理が可能です。修理内容や費用について、丁寧にご説明し、お客様にご納得いただいた上で作業を進めます。 また、修理完了後には、1ヶ月間の無償修理保証を提供しております。修理内容に問題があった場合は、無料で再修理いたします。このような充実したアフターサービスを提供することで、お客様との信頼関係を築き、リピーターを増やすことができます。
2. ブランドイメージを向上させる
3. 顧客満足度を高める
・高い技術力: 長年の経験と熟練の技術を持つ職人が、お客様の鞄を丁寧に修理いたします。
・高品質な素材: 修理には、純正品や高品質な素材を使用しております。
・迅速な対応: お客様をお待たせしないよう、迅速な対応を心掛けております。
・丁寧な説明: 修理内容や費用について、丁寧にご説明いたします。
カバンの修理に必要な道具と材料
革用の針と糸
カバンの縫製部分を修理する際に必要なのが、革用の針と糸です。革は厚みがあり、通常の針では縫いにくいため、専用の針を使用します。また、糸も耐久性の高いものを選びましょう。具体的には以下のような針と糸がおすすめです。* 革用の丸針(太さ0.6mm~1.0mm程度)
* ろう引き糸(ポリエステル製または麻製)
革用接着剤とパッチ
カバンの破れや割れを修復する際には、革用の接着剤とパッチが役立ちます。接着剤は、破れた部分の裏側から塗布し、パッチを当てて圧着することで補強します。革用のパッチは、色や質感がカバンに近いものを選ぶのがポイントです。用途
おすすめ商品
接着剤
コニシ ボンド G17Z
パッチ
エヌコバヤシレザーパッチ
革用塗料とコンディショナー
カバンの色落ちや汚れを修復するには、革用の塗料とコンディショナーが必要です。塗料は、色合いを整えるために使用します。コンディショナーは、革に潤いを与え、しなやかさを取り戻すのに効果的です。これらを使うことで、カバンを長持ちさせることができます。1. 革用塗料の選び方
* カバンの色に近い色味のものを選ぶ
* 顔料系と染料系の2種類があるので、用途に合わせて選ぶ
2. コンディショナーの使い方
1. 布に適量を取り、カバン全体に伸ばす
2. 5分程度なじませた後、乾いた布で拭き取る
3. 風通しの良い場所で自然乾燥させる
以上が、カバンの修理に必要な主な道具と材料です。革製品の扱いに慣れていない方は、専門店で購入することをおすすめします。道具選びから使い方まで、店員さんに相談しながら準備を進めましょう。
カバンの修理方法
愛用のカバンに傷みが生じた場合、自分で修理することで、長く使い続けることができます。ここでは、カバンの主な修理方法について解説します。破れた部分の補修方法
カバンの破れは、放置すると大きな損傷につながるため、早めの対処が大切です。破れた部分を修理するには、以下の手順で行います。1. 破れた部分の周囲を、革用接着剤で固定する
2. 破れの大きさに合ったパッチを裏側から当て、接着剤で圧着する
3. 表面から革用塗料を塗り、色を整える
4. 乾燥後、コンディショナーを塗布し、しなやかさを取り戻す
ファスナーの交換方法
カバンのファスナーが壊れたり、動きが悪くなったりした場合は、交換が必要です。ファスナー交換の手順は以下の通りです。1. 古いファスナーを、縫い目に沿ってほどく
2. 新しいファスナーを、革用の糸で縫い付ける
3. 縫い目が均一になるように、丁寧に仕上げる
ファスナー交換は、縫製の技術が必要なため、不安な方は専門店に依頼することをおすすめします。
持ち手の補強方法
カバンの持ち手は、重量による負荷がかかりやすい部分です。持ち手が伸びたり切れたりした場合は、以下の方法で補強します。症状
補強方法
伸びている
革用接着剤で固定し、裏側から革パッチを当てる
切れている
革用の糸で縫い合わせ、パッチで補強する
持ち手の修理は、カバン全体のバランスを崩さないように注意が必要です。違和感なく仕上げるには、慣れが必要かもしれません。
カバンの修理は、専用の道具と材料、そして少しの手間があれば、自分で行うことができます。愛着のあるカバンを、自分の手で修理してみてはいかがでしょうか。
カバンを長持ちさせるコツ
大切なカバンを長く使い続けるためには、日々のお手入れと適切な保管、そして定期的なメンテナンスが欠かせません。ここでは、カバンを長持ちさせるためのコツを詳しく紹介します。日々のお手入れ方法
カバンを長持ちさせるには、毎日のお手入れが重要です。使用後は、柔らかい布で表面の汚れを拭き取りましょう。特に、雨や汗などで濡れてしまった場合は、すぐに乾拭きすることが大切です。革製のカバンには、定期的に革用のクリームを塗布し、潤いを与えることで、しなやかさを維持することができます。保管時の注意点
カバンを使用しない時は、適切な方法で保管することが長持ちのポイントです。直射日光や高温多湿を避け、通気性の良い場所で保管しましょう。カビの発生を防ぐために、除湿剤を一緒に置くのも効果的です。また、型崩れを防ぐために、中身を軽くした状態で、形を整えて保管することが大切です。保管時の注意点
革製
* 高温多湿を避ける
* 除湿剤を使用する
* 専用のカバーに入れる
布製
* ほこりを払う
* 型崩れを防ぐために詰め物をする
* 虫干しを定期的に行う
定期的なメンテナンスの重要性
カバンは、日々の使用によって少しずつ傷んでいきます。傷みが大きくなる前に、定期的にメンテナンスを行うことが長持ちのコツです。具体的には、以下のようなメンテナンスが効果的です。1. ファスナーの動きが悪くなったら、蝋を塗る
2. 金具部分の汚れは、歯ブラシなどで丁寧に落とす
3. 縫製部分のほつれは、早めに補修する
4. 革製品には、定期的にお手入れ用のクリームを塗る
このように、カバンのコンディションに合わせたメンテナンスを行うことで、長く美しい状態を保つことができます。また、自分で修理できない部分は、専門店に相談するのも一つの方法です。 カバンを長持ちさせるためには、日々の丁寧な扱いと、適切な保管、そして定期的なメンテナンスが大切です。愛着のあるカバンを末永く使うために、これらのコツを実践してみてください。
修理できないカバンの見極め方
愛用のカバンが傷んでしまった際、修理できるかどうかを判断することは重要です。ここでは、業者に相談した方がいい修理レベルの見極め方について解説します。修理不可能な破損の種類
以下のような破損が見られる場合、自分での修理は難しく、専門店に依頼するか、買い替えを検討する必要があります。* 革が大きく裂けている、または欠けている
* ファスナーの歯が欠けている、またはスライダーが破損している
* 金具部分が大きく変形している、または外れている
* 内張りが大きく破れている、またははがれている
修理するよりも買い替えた方が良いケース
カバンの状態や修理にかかる費用を考慮すると、以下のようなケースでは、修理するよりも買い替えた方が賢明です。1. カバン全体が著しく劣化している場合
* 革が硬化し、ひび割れが多数ある
* 生地が全体的に薄くなり、破れやすくなっている
2. 修理費用がカバンの価値と比べて高額な場合
【カバンの価格】1万円未満【高額な修理価格】5,000円以上
【カバンの価格】1万円~3万円【高額な修理価格】カバン価格の50%以上の場合
【カバンの価格】3万円以上【高額な修理価格】カバン価格の30%以上の場合
プロの修理業者に依頼すべき場合
修理するのが難しい場合でも、以下のようなケースでは、プロの修理業者に依頼することで、カバンを再び使えるようにできる可能性があります。* 破損の範囲が小さく、他の部分は問題ない
* カバンに思い入れがあり、手放したくない
* カバンのブランド価値が高く、修理することで価値が維持できる
ただし、修理業者に依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。口コミや実績を確認し、丁寧な対応をしてくれる業者を選びましょう。 カバンの破損状況や修理費用、カバンへの思い入れなどを総合的に判断し、自分で修理するか、専門家に依頼するか、買い替えるかを決めることが賢明
です。大切なカバンを末永く使うために、適切な選択をしてください。
まとめ
カバンの修理は、愛着のあるカバンをお客様が手放さずに済むだけでなく、ブランドとの顧客エンゲージメントに大切な役割があると私どもは考えております。修理とメンテナンスに必要な革用の針と糸、接着剤とパッチ、塗料とコンディショナーなど株式会社エヌ・コバヤシではすべてを取り揃えております。一方で、日々のお手入れや保管、定期的なメンテナンスも、カバンを長持ちさせるために欠かせません。メンテナンスクリーム等の販売も行っておりますので安く済ませるのであればご自身でもできますが大きな破損や高額な修理が必要な場合がございますのでよろしければこちらにお問い合わせください。