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鞄、バッグにおけるOEM/ODM完全ガイド|株式会社エヌ・コバヤシ

「自社ブランドの鞄を作りたいけれど、どうすればいいのか分からない」
「OEMとODMの違いを理解して、自社に最適な選択をしたい」
「国内生産と海外生産、どちらが自社のビジネスに適しているのか」

このような疑問をお持ちではありませんか?

鞄業界でブランド展開や製品ラインナップの拡充を考える企業にとって「OEM (Original Equipment Manufacturer)」とODM(Original Design Manufacturing)の選択は、事業成功の鍵を握ります。しかし、どちらを選ぶべきか、またはどのようなパートナーと組むべきかの判断は簡単ではありません。

株式会社エヌ・コバヤシは、10年以上にわたる鞄の製造実績を持ち、国内一貫生産の強みを活かした高品質な製品を提供しています。この記事では、OEMとODMの基本から、実践的な導入プロセス、成功事例まで、鞄業界におけるOEM/ODM戦略を徹底解説します。

OEMとODMの基本概念:鞄業界での違いと選び方

鞄業界におけるOEMとODMは、製造委託の形態として広く利用されていますが、その内容や適した状況は大きく異なります。まずは基本的な違いを理解しましょう。

鞄OEMとは:製造に特化した委託生産

「OEM (Original Equipment Manufacturer)」は、委託企業が製品の設計・仕様を決定し、製造部分のみを外部に委託する生産形態です。

鞄業界でのOEM生産の特徴は以下の通りです。

・委託側の役割:デザイン、仕様決定、素材選定などの企画部分を担当
・受託側の役割:提供された設計図や仕様に基づいて製造を実施
・製品の所有権:委託企業のブランド名で販売される

OEMは自社の製品イメージを明確に持ち、デザインや仕様にこだわりたい企業に適しています。例えば、すでに自社デザイナーを抱えているアパレルブランドや、特定のコンセプトに基づいた製品開発を行いたい企業などに向いています。

鞄ODMとは:デザインから製造までのトータルサポート

ODM(Original Design Manufacturing)は、OEMよりも広範囲なサービスを提供する生産形態で、製品の企画・デザイン・設計から製造までをすべて受託者側が担当します。

鞄業界でのODM生産の特徴は以下の通りです。

・委託側の役割:製品のコンセプトやターゲット、予算などの大枠を提示
・受託側の役割:コンセプトに基づいたデザイン提案から製造までを一貫して実施
・製品の所有権:委託企業のブランド名で販売される

ODMは、自社内にデザインや製品開発のリソースを持たない企業や、専門メーカーのノウハウを活用したい企業に適しています。例えば、新規にブランドを立ち上げるスタートアップや、既存事業の周辺領域に拡大したい企業などに向いています。

自社リソースから考える最適な選択肢

OEMとODMのどちらを選ぶかは、自社のリソースや事業戦略によって異なります。以下の観点から考えることが重要です。
観点
OEM向き
ODM向き
デザインリソース
社内にデザイナーがいる
デザインリソースが限られている
ブランドイメージ
明確なビジョンがある
専門家の提案を活用したい
コスト意識
製造コストの最適化が主目的
開発からのトータルコスト削減を重視
市場投入スピード
自社でデザイン調整が可能
迅速な市場投入を優先
生産量
大量生産が前提
小ロットから試したい
株式会社エヌ・コバヤシでは、お客様の状況に応じて最適な提案を行っています。
例えば、明確なデザインビジョンを持つお客様にはOEM、トータルサポートを求めるお客様にはODMといった形で柔軟に対応しています。

実際に、ある衣料品メーカーA社は自社デザイナーによる詳細な図面を基にOEMを選択し、スタートアップB社はブランドコンセプトだけを提示してODMを選択するなど、それぞれの強みを活かした成功事例があります。

国内生産と海外生産:鞄OEM/ODMにおける最適解

鞄のOEM/ODMを検討する際、製造拠点をどこにするかも重要な選択肢です。国内生産と海外生産には、それぞれ異なる特徴があります。

国内OEM製造のメリット:品質・納期・コミュニケーション

国内での鞄OEM/ODM製造には、以下のような明確なメリットがあります。

1.高品質な製品作り
日本の製造業者は細部にわたる高い品質管理と技術力で知られています。「熟練職人による技術と徹底した品質管理により、耐久性や機能性に優れるバッグが製造される」という点が大きな魅力です。

2.柔軟な対応と短納期
国内製造は、海外輸送の必要がないため納期を大幅に短縮できます。急な仕様変更や納期調整にも迅速に対応できるため、トレンドが変化するファッション業界において大きな強みとなります。

3.円滑なコミュニケーション
同じ言語と文化背景を持つことで、細かいデザインのニュアンスや仕様の調整を直接打ち合わせできます。これにより、意図したデザインを正確に製品に反映させることが可能になります。

4.安心のアフターフォロー
国内メーカーは、納品後のサポートも充実しています。修理や追加発注などにも柔軟に対応できるため、長期的な事業計画を立てやすくなります。

株式会社エヌ・コバヤシでは、都内に自社工場を持ち、素材調達からサンプル作成、生産まで一貫して行うことで、これらのメリットを最大限に活かしています。

海外OEM製造のメリット:コスト優位性と量産対応

一方、海外での鞄OEM/ODM製造には以下のようなメリットがあります:

1.コスト削減の可能性
人件費や材料費が国内よりも低い地域での製造は、大幅なコスト削減が期待できます。特に大量生産を行う場合、このコスト差は大きくなります。

2.大量生産への対応力
海外工場は一般的に大規模な生産ラインを持っており、大量生産に適しています。特に数千個単位の生産では効率的な生産体制が整っています。

3.市場拡大の機会
製造拠点と同じ地域への販路拡大を考える場合、現地生産は物流面でのメリットがあります。

しかし、海外製造には以下のような課題も存在します:

・品質管理の難しさ
・納期の不確実性
・コミュニケーションの障壁
・最低ロット数が大きい場合が多い
・知的財産権保護の懸念

株式会社エヌ・コバヤシでは、お客様のニーズに応じて最適な生産方法を提案しています。国内生産を基本としながらも、必要に応じて海外協力工場とのネットワークを活用した柔軟な対応も可能です。

鞄OEM/ODM導入の具体的プロセスと必要準備

鞄のOEM/ODM製造を成功させるためには、適切なプロセスと準備が不可欠です。
ここでは、導入から実現までの具体的なステップを解説します。

依頼前の社内準備:目標設定とリソース確認

OEM/ODM導入の成功は、事前準備にかかっています。以下のポイントを社内で整理しておきましょう。

1.明確な目標設定
・販売予定数量と時期の設定
・ターゲット価格帯の決定
・製品に求める品質基準の明確化

2.予算計画
・初期投資(サンプル費用、金型代など)
・製造コストの上限設定
・予備費の確保

3.スケジュール設計
・市場投入予定時期からの逆算
・開発期間の余裕を持った設定
・販売時期に合わせた生産タイミング

4.リソース確認
・社内のデザインリソースの有無
・品質管理担当者の配置
・コミュニケーション窓口の明確化

これらの準備を整えることで、製造パートナーとの初回打ち合わせがスムーズに進み、プロジェクト全体の成功率が高まります。

製造パートナー選定:信頼性チェックの7つのポイント

適切な製造パートナーの選定は、OEM/ODM成功の鍵です。以下の7つのポイントをチェックすることをおすすめします。

1.実績と経験
鞄製造の実績年数や、類似製品の製造経験があるかを確認します。n-koba.co.jpによれば、「長年の経験と高い技術を持つメーカーを選ぶことで、期待する品質の実現が可能となる」とされています。

2.品質管理体制
検品プロセスや品質保証の仕組みが整っているかを確認します。不良品発生時の対応方針も重要です。

3.生産能力とロット対応
小ロットから大ロットまで、必要に応じた生産量に対応できるかを確認します。特に成長フェーズでは、柔軟な生産量調整が重要です。

4.コミュニケーション能力
担当者との意思疎通がスムーズか、レスポンスの速さはどうかを確認します。特に修正や調整が必要なときの対応力は重要です。

5.サンプル品の品質
実際のサンプル品を確認し、縫製の丁寧さ、素材の質、細部の仕上がりを評価します。

6.価格の透明性
見積もりの内訳が明確で、追加コストの可能性についても明示されているかを確認します。

7.アフターサポート
納品後の修理対応や追加発注への対応力を確認します。長期的なパートナーシップを考える上で重要な要素です。

株式会社エヌ・コバヤシでは、これらすべての項目において高い水準を維持しており、お客様の安心と信頼を獲得しています。

具体的な依頼フロー:最初の問い合わせから納品まで

一般的な鞄OEM/ODMの依頼フローは以下の通りです。

1.初回問い合わせ
製品概要、数量、納期、予算感などの基本情報を伝えます。

2.打ち合わせ
詳細な仕様やデザイン、素材、生産数量などを具体的に協議します。

3.見積もり提示
製品仕様に基づいた見積もりが提示されます。この段階で価格調整が可能です。

4.サンプル製作
合意した仕様に基づいてサンプルが製作されます。通常1〜2週間程度を要します。

5.サンプル確認・修正
サンプルを確認し、必要に応じて修正を依頼します。完璧なサンプルが出来上がるまで繰り返すことも可能です。

6.本生産の発注
最終サンプルに問題がなければ、本生産の発注を行います。

7.生産進行・中間検品
大量生産の場合は、中間段階での品質確認が行われることもあります。

8.最終検品・納品
全数検品の後、製品が納品されます。

9.アフターフォロー
納品後の不具合対応や追加発注に対応します。

株式会社エヌ・コバヤシでは、このプロセスをよりスムーズに進めるため、担当者が一貫してプロジェクトをサポートします。また、製造工程の見学や中間確認なども可能で、透明性の高い生産体制を敷いています。

ロット数から考える鞄OEM/ODMの戦略

鞄のOEM/ODM製造では、生産数量(ロット数)が重要な検討ポイントとなります。
株式会社エヌ・コバヤシでは小ロットの生産には対応しておりませんが、ロット数によって、コスト、リスク、製造方法が大きく変わるためです。

小ロット生産のメリットと留意点

小ロット生産は、以下のような企業に適しています。

・新規ブランド立ち上げ段階の企業
・市場テスト目的の企業
・高級、限定ラインを展開する企業

メリット

1.初期投資の抑制
試作品の製作から本生産までの投資額を最小限に抑えられます。「革製品、雑貨販売ビジネスへの参入を難しく感じているお客様」にとって小ロット対応は重要な要素です。

2.在庫リスクの低減
大量の在庫を抱えるリスクを回避できます。特に季節性の高い商品や流行の変化が激しい市場では重要です。

3.改良の余地
市場反応を見て改良できるため、製品の完成度を段階的に高められます。

留意点

1.単価の高さ
少量生産のため、1個あたりのコストは相対的に高くなります。

2.素材選択の制限
一部の素材や加工技術は最低ロット数が大きい場合があります。

3.納期の調整
生産スケジュールの調整が必要な場合があります。

株式会社エヌ・コバヤシでは、小ロット生産に対応する生産体制を整えておりませんが中長期的観点でお取り組みをさせていただけるスタートアップ企業や新規事業の立ち上げを支援しており、市場の反応を見ながら段階的に生産数を増やすことで、リスクを最小化しながら事業を成長させました。

中ロット生産の費用対効果

中ロット生産は、以下のような企業に適しています。

・ある程度の市場実績がある企業
・オンラインショップを運営する中小企業
・セレクトショップなど複数チャネルで販売する企業

メリット

1.コストパフォーマンスの向上
小ロットと比較して単価が下がり、収益性が向上します。

2.安定した供給
継続的な販売を前提とした安定供給が可能になります。

3.カスタマイズの余地
素材や仕様のカスタマイズの選択肢が広がります。

最適化のポイント

1.適正在庫の計算
販売サイクルと生産リードタイムを考慮した発注数の設定

2.色展開の最適化
人気色と基本色のバランスを考慮した色別生産数の設定

3.シーズン計画
年間の販売計画に基づいた効率的な生産スケジュール

株式会社エヌ・コバヤシでは、中ロットの生産に特化した効率的な製造ラインを構築しており、コストと品質のバランスを最適化しています。

大ロット生産での品質管理と効率化

大ロット生産は、以下のような企業に適しています。

・全国展開する小売チェーン
・大手アパレルブランド
・卸事業者

メリット

1.スケールメリットによるコスト削減
大量生産による単価の大幅な低減が可能です。

2.安定した品質
生産ラインが安定することで、均一な品質確保が可能になります。

3.計画的な販売戦略
安定供給を前提とした長期的な販売戦略が立てられます。

品質管理と効率化のポイント

1.生産工程の標準化
明確な作業手順と品質基準の設定

2.抜き取り検査の設計
効率的かつ確実な品質管理体制の構築

3.物流最適化
製造から倉庫、販売店までの流れの効率化

4.在庫管理システム
適正在庫維持のための管理システムの導入

株式会社エヌ・コバヤシでは、大ロット生産においても一つ一つの製品に目を配る品質管理体制を維持しており、大量生産と高品質の両立を実現しています。例えば、全国に店舗展開するアパレルメーカーでは、シーズンごとに500〜1,000個のバッグを安定した品質の製品を提供しています。

業態・製品別に見る鞄OEM/ODM成功事例

鞄のOEM/ODM製造において、様々な業態や製品タイプによって成功の形は異なります。ここでは、実際の成功事例から学べるポイントを紹介します。

アパレルブランドの鞄ラインナップ拡大事例

事例概要
都内に5店舗を展開するアパレルブランドA社は、主力の衣料品に加えて、ブランドの世界観を体現する鞄ラインの展開を検討していました。しかし、鞄の製造知識や設備はなく、また初期投資を抑えたいという課題がありました。

アプローチ

1.ODMアプローチの採用
A社は明確なブランドコンセプトを持っていましたが、鞄の詳細設計ノウハウがなかったため、株式会社エヌ・コバヤシのODMサービスを活用しました。

2.段階的な展開
初回は2種類のデザイン、各50個の小ロットからスタートし、市場反応を確認しながら徐々にラインナップを拡大しました。

3.素材とデザインの一貫性
アパレル製品との素材・カラー・デザインの一貫性を重視し、ブランドの世界観を統一しました。

結果

・初回生産分は3ヶ月で完売
・顧客からの高い評価により、次シーズンでは5種類・各100個に拡大
・現在では鞄部門が売上の15%を占める主力カテゴリーに成長

成功の鍵

・ブランドコンセプトの明確化
・専門メーカーのデザイン提案力の活用
・リスクを抑えた段階的な展開

ECブランド立ち上げから成長までの軌跡

事例概要
起業家B氏は、ビジネスパーソン向けの機能的かつスタイリッシュなビジネスバッグのECブランドを立ち上げました。初期資金が限られ、また製造経験もなかったため、適切なOEMパートナー選びが課題でした。

アプローチ

1.OEMとODMの併用
基本デザインはB氏が提案(OEM)しながらも、機能性や耐久性の面で株式会社エヌ・コバヤシの技術提案(ODM的要素)を取り入れました。

2.SNSを活用したマーケティング
製造工程や素材へのこだわりをSNSで発信し、ブランドストーリーを構築しました。

3.フィードバックの積極活用
初期ユーザーからのフィードバックを製品改良に活かし、顧客満足度を高めました。

結果

・立ち上げ1年で月間100個の安定販売を実現
・口コミによる認知拡大で広告費を抑えながら成長
・3年目には商品ラインナップを3種類から8種類に拡大

成功の鍵

・製造パートナーの技術提案の積極活用
・ターゲット顧客の明確化とニーズ把握
・フィードバックループの構築

革製品特化型ブランドの差別化戦略

事例概要
老舗の革小物メーカーC社は、従来の卸売中心のビジネスモデルから、自社ブランドの立ち上げによる直販モデルへの転換を図っていました。しかし、既存設備では対応できない新しいタイプの鞄製品を開発する必要がありました。

アプローチ

1.材料からこだわった差別化
国産の希少な革材を使用し、C社独自の技術と株式会社エヌ・コバヤシの製造ノウハウを組み合わせました。

2.ストーリー性の構築
素材の調達から製造までのストーリーをブランディングに活用し、付加価値を高めました。

3.職人の顔が見える製造
製造に関わる職人を前面に出したマーケティングにより、ブランドの真正性を強調しました。

結果

・一般的な革製品の2〜3倍の価格帯でも安定した販売を実現
・メディア露出の増加によるブランド認知の向上
・海外市場からの引き合いも増加

成功の鍵

・素材と製法による明確な差別化
・ストーリーテリングを活用したブランディング
・職人技術の可視化

これらの事例から分かるように、鞄のOEM/ODM製造の成功には、自社の強みを活かしながら製造パートナーの技術力を最大限に活用することが重要です。株式会社エヌ・コバヤシでは、お客様のビジネスモデルや目標に合わせた最適な製造アプローチを提案しています。

鞄OEM/ODM成功のための費用計画と投資回収

鞄のOEM/ODM製造を成功させるためには、適切な費用計画と投資回収戦略が不可欠です。
ここでは、実務的な視点からコスト構造と投資回収のポイントを解説します。

初期投資の内訳:サンプル費用から金型代まで

鞄OEM/ODMにおける初期投資には以下のような項目があります。

1.サンプル製作費
一般的に1点あたり数万円程度。デザインの複雑さや素材によって異なります。多くの場合、最終的な量産発注時にサンプル費用の一部または全部が割引されるケースもあります。

2.金型代
金具やロゴなどのオリジナルパーツを作る場合に必要です。金型の大きさや複雑さによって数万円程度が一般的です。一度作れば繰り返し使用できるため、長期的なブランド展開を考える場合は良い投資となります。

3.デザイン料
ODMの場合、デザイン提案料として別途費用がかかることがあります。ただし、株式会社エヌ・コバヤシでは、量産発注を前提としたデザイン提案は基本料金に含まれています。

4.最小ロット対応料
非常に少量での生産を希望する場合、最小ロット対応料が発生することがあります。

初期投資を最適化するポイント

・複数のサンプルを同時に発注してスケールメリットを活かす
・汎用性の高いパーツを選定して金型投資を抑える
・シンプルなデザインから始めて複雑なバリエーションは市場反応を見てから展開

株式会社エヌ・コバヤシでは、お客様の予算に合わせた最適なプランを提案し、初期投資の負担を最小限に抑える工夫をしています。例えば、既存の金型を活用したカスタマイズや、サンプル費用の量産発注時の割引などです。

製品カテゴリー別の価格相場とマージン設計

製品カテゴリーによって価格相場とマージン設計のアプローチは異なります。以下に主要カテゴリーの相場観を示します。

トートバッグ

・素材:ナイロン・キャンバス
・製造原価:1,500円〜5,000円
・小売価格:5,000円〜15,000円


ビジネスバッグ

・素材:合皮・ナイロン・革
・製造原価:5,000円〜15,000円
・小売価格:15,000円〜50,000円


レザーバッグ(高級)

・素材:本革(国産・輸入)
・製造原価:15,000円〜50,000円
・小売価格:50,000円〜150,000円


マージン設計のポイント

1.価格帯に応じた適正マージン
高価格帯ほどマージン率を高めに設定できます。

2.流通チャネルの考慮
直販、卸売、小売など販売チャネルに応じたマージン設計が必要です。

3.季節変動の対策
定番商品とシーズン商品でマージン設計を変えることで年間収益を安定させます。

株式会社エヌ・コバヤシでは、お客様のビジネスモデルに合わせた原価設計と適正価格のアドバイスを提供しています。例えば、アパレルブランドの場合、トートバッグのOEM製造原価を4,000円に抑えることで、1万5,000円の小売価格でも十分な利益を確保できる設計を実現しました。

段階的投資によるリスク最小化戦略

鞄OEM/ODMのビジネスでは、段階的な投資アプローチによりリスクを最小化することが重要です。

フェーズ2:スケール確認(投資の適正化)

・生産数:100〜200個
・投資額:改良サンプル代+必要な金型投資+中ロット生産費
・目標:販売チャネルの拡大、効率的な生産体制の構築

フェーズ3:本格展開(投資の最適化)

・生産数:1000個以上
・投資額:ラインナップ拡大のサンプル代+追加金型+大ロット生産費
・目標:ブランド確立、安定した収益基盤の構築

投資回収を加速するポイント

1.固定費の最適化
必要最小限の初期投資から始め、売上に応じて段階的に投資を増やす

2.製品改良サイクルの確立
市場フィードバックを活かした継続的な製品改良で顧客満足度と価格を向上

3.複数販路の構築
自社EC、実店舗、卸など複数チャネルでの販売で売上の安定化を図る

株式会社エヌ・コバヤシでは、お客様のビジネスフェーズに合わせた投資計画のアドバイスを提供し、持続可能な成長を支援しています。

株式会社エヌ・コバヤシが選ばれる理由と実績

鞄のOEM/ODM製造において、パートナー選びは成功の鍵を握ります。
ここでは、株式会社エヌ・コバヤシが多くのお客様から選ばれる理由と実績をご紹介します。

10年にわたる鞄OEM/ODM実績とノウハウ

株式会社エヌ・コバヤシは、鞄の企画・製造において約10年の豊富な実績を持っています。この期間に培われた経験とノウハウは、お客様の多様なニーズに応える確かな基盤となっています。

主な実績

・累計生産数:10万個以上の鞄・バッグ製品
・取引企業数:100社以上(アパレル、小売、EC、プロモーション企業など)
・対応製品:ビジネスバッグ、トートバッグ、バックパック、クラッチバッグなど多岐にわたる製品群

この実績に裏打ちされた経験により、「この素材とデザインの組み合わせは耐久性に問題がある」「この縫製方法ならコストを下げられる」といった実践的なアドバイスが可能になります。また、過去の類似案件のノウハウを活かし、効率的な製造プロセスを提案できることも大きな強みです。

国内一貫生産体制がもたらす品質と納期の安定性

株式会社エヌ・コバヤシの最大の特徴は、国内一貫生産体制です。素材調達からサンプル作成、生産までを都内の自社工場で行うことで、以下のメリットを実現しています。

1.品質の一貫性
すべての工程を自社で管理することで、高い品質基準を一貫して維持できます。外部委託による品質のばらつきがありません。

2.リードタイムの短縮
外部協力工場への発注・調整のプロセスが不要なため、サンプル作成から本生産までのリードタイムを大幅に短縮できます。通常、サンプル作成は1〜2週間、本生産は受注から2〜4週間で完了します。

3.柔軟な対応力
製造工程をすべて自社で行うため、途中での仕様変更や追加オーダーにも柔軟に対応できます。お客様の「こうしたい」という要望に迅速に応えることが可能です。

4.透明性の高い製造プロセス
お客様が希望される場合は、製造工程の見学も可能です。実際に製品が作られる現場を見ることで、品質への信頼感が高まります。

株式会社エヌ・コバヤシのもう一つの強みは、多様な大ロット数に対応できる柔軟な生産体制です。

中ロット対応
300個程度の中ロット生産では、効率的な生産体制により競争力のある価格を実現しています。シーズンごとの安定した発注に対応できる生産計画を提案します。

大ロット対応
1000個以上の大量生産にも対応可能です。生産効率を高めることで、大量生産でもきめ細かい品質管理を維持しています。

この柔軟な生産体制により、お客様のビジネスの成長に合わせた段階的な生産拡大が可能です。新規事業の立ち上げ時は小ロットから始め、市場反応を見ながら徐々に生産量を増やしていくことで、リスクを最小化しながら事業を成長させることができます。

実際に、お客様の多くは初回の小ロット発注から始まり、ビジネスの成長に伴って徐々に発注量を増やしていくケースが多くあります。株式会社エヌ・コバヤシでは、そのようなビジネスの成長に寄り添った長期的なパートナーシップを大切にしています。

次のステップ:問い合わせからプロジェクト開始まで

鞄のOEM/ODM製造に興味を持たれた方は、ぜひ株式会社エヌ・コバヤシにご相談ください。
ここでは、お問い合わせから実際のプロジェクト開始までの流れをご説明します。

無料相談で得られる3つの価値

当社への初回お問い合わせでは、購入義務なしの無料相談を実施しています。この相談から得られる主な価値は以下の3つです。

1.専門的な市場分析
10年の経験に基づいた市場トレンドと競合分析により、製品開発の方向性を明確にします。あなたのビジネスアイデアがどのように市場で受け入れられるか、現実的な視点からのフィードバックを提供します。

2.実現可能性の評価
ご希望の製品仕様、品質、価格、納期が実現可能かどうかを正直にお伝えします。必要に応じて代替案や最適化の提案も行い、現実的なプランを一緒に考えます。

3.具体的な次のステップ
相談後には、サンプル製作、価格見積もり、スケジュール提案など、具体的な次のステップをご案内します。「何から始めればいいか分からない」という状態から、明確なアクションプランが得られます。

無料相談は、実際に東京都内の弊社オフィスでの対面相談の他、オンラインミーティングや電話でも対応可能です。また、すでに素材サンプルやデザイン案をお持ちの場合は、お持ちいただくとより具体的なご提案が可能です。

初回ご相談から納品までのスケジュール感

鞄のOEM/ODM製造プロジェクトの一般的なスケジュールは以下の通りです。

初回打ち合わせと企画提案

・初回無料相談(対面/オンライン)
・要件のヒアリングとニーズの整理
・デザイン方向性や素材の検討

サンプル製作と見積もり

・基本デザインの確定
・サンプル製作の開始
・初期見積もりの提示

サンプル確認と調整

・サンプルの確認と評価
・必要に応じた修正指示
・生産数量と納期の最終確認

本生産の発注

・最終サンプルの承認
・本生産の正式発注
・生産スケジュールの確定

製造と品質管理

・素材調達と製造開始
・中間検品(必要に応じて)
・製造進捗の定期報告

最終検品と納品

・全数検品の実施
・出荷準備と納品
・アフターフォローの開始

このスケジュールは、標準的な鞄製品の場合で、製品の複雑さやロット数によって変動する場合があります。特に特殊素材を使用する場合や、繁忙期には調整が必要な場合もあります。株式会社エヌ・コバヤシでは、プロジェクト開始時に詳細なスケジュールを提示し、途中経過も随時報告することで、透明性の高いプロジェクト管理を実現しています。

お客様の声:鞄OEM/ODM導入の実感

株式会社エヌ・コバヤシは、お客様のビジョンを実現するパートナーとして、企画から製造、納品後のサポートまで、一貫したサービスを提供します。豊富な経験と技術力を活かし、お客様のビジネス成功をサポートします。

まずは無料相談から、あなたの鞄ビジネスの可能性を広げませんか?

株式会社エヌ・コバヤシ
〒123-0855 東京都足立区本木南18-21
TEL: 03-5888-7801
Email: info@n-koba.co.jp
公式サイト
執筆:株式会社エヌ・コバヤシAI部長